大正6年、創業者の柿﨑宗光は「天の戸は静かに明けて神路山 杉の青葉に日影さすみゆ」という古歌から酒名を「天の戸(あまのと) 」としました。天の戸とは天照大神の逸話で知られる「天の岩戸」のこと。ラベルなどに勾玉 (まがたま)があしらわれる由縁ともなっています。天の戸は、全国新酒鑑評会で秋田県初となる5年連続金賞を受賞、さらには2021年IWC Sake部門普通酒の部でゴールドを受賞するなど、名実ともに秋田を代表する蔵元となっています。
豪雪地帯で知られる秋田県横手市浅舞地区に佇む浅舞酒造。冬期には雪で酒蔵全体が深く覆われ、蔵内には天井や柱を伝わって「秋田の冬の音」が響き渡るそうです。仕込み水に使用される、奥羽山脈に端を発する皆瀬川、成瀬川の伏流水は「琵琶沼寒泉」と呼ばれ、やわらかい軟水ということが特徴です。江戸時代の民俗学者、菅江真澄に「雪の出羽路」の一節で名水として称えられるほど。この蔵と湧き水によって浅舞酒造唯一の味わいを醸し出します。
天の戸は「酒は田んぼから生まれる」を信念に米作りから取り組み、2011年より全量純米酒蔵となりました。天の戸の酒は、糀を多く使う食文化に慣れ親しんだ蔵人たちの「舌」でつくられます。軽めの味わいですが、飲み進むうちに軽さの底にある力強い核となる味があるのが特徴。日本酒の名醸地としての「横手盆地」を目指して、天の戸を手に取ってくれる方へ、横手盆地の沃野と豊富な水の織り成す風景を、瓶に詰めてお届けしています。
名称 | 浅舞酒造株式会社 |
代表 | 柿﨑常樹 |
所在地 | 〒013-0105 横手市平鹿町浅舞字浅舞388 大きな地図で見る |
電話 | 0182-24-1030 |
FAX | 0182-24-0708 |
ホームページ | http://www.amanoto.co.jp/ |